バストは、主に母乳を作る事を目的として成長します。バストには血管やリンパ管が多く通っているのですが、これは母乳を作る際に血流やリンパの流れが必要と成る為です。乳頭から放射状に伸びる乳腺も母乳を出すために必要な組織です。乳腺は授乳時に膨らむのですが、乳腺近くに皮膚や筋肉があっては、それが邪魔をして乳腺が発達出来なくなります。そのために乳腺周りには脂肪がついており、乳腺が発達する為のスペースを守っています。この乳腺周りの脂肪によって女性特有のバストの膨らみが造られているのです。又、胸部にはクーパー靭帯という膜状の組織があり、これが胸部の乳腺や脂肪組織を支えています。

バストの形を保つために重要なクーパー靭帯には伸縮性が無い為、1度伸びたり切れたりすると元に戻る事が出来なくなります。クーパー靭帯が伸びてしまう原因は成長期や授乳期にバストが大きく成ったり、加齢等です。これらの原因によってクーパー靭帯が伸びてバストを支えられなく成ると垂れて戻らないという事に成ってしまいます。クーパー靭帯の損傷は加齢等の避けられない要因によって起こる為、完全に止める事は不可能です。しかし、血流を良くして老廃物を排出する等の方法で、ある程度の予防は可能だと言われています。

◎人によってバストの大きさが違うのは
バストの大きさは思春期から成人期にかけて分泌される女性ホルモンによって決まります。女性ホルモンは乳腺を発達させる為に欠かせない物です。女性ホルモンによって乳腺が発達すると、その周りの脂肪も増える事でバストが大きく成ります。バストの成長には遺伝も関係しますが、女性ホルモンは生活習慣に左右されるので成長期の過ごし方もバストサイズの影響に繋がります。睡眠不足も女性ホルモンの分泌を妨げる大きな原因に成ります。

、食生活の乱れやストレスも思春期の成長に影響を与えます。この様な要因によってバストサイズの差が生まれます。多くの場合、初潮を迎える少し前から膨らみ始めます。そのくらいの年齢から女性ホルモンが多く分泌されるように成り、18~20歳頃には分泌のピークを迎えます。


◎バストアップには女性ホルモンの存在が大きい
バストの成長には遺伝だけで無く、女性ホルモンが大きく関わってきます。女性ホルモンを分泌する為に健やかな生活を送る事も大事に成ります。女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類に分けられます。2種類のホルモンバランスは脳からの指令により保たれていますが、このバランスは環境や栄養バランス等で簡単に崩れてしまいます。

急激な体重減少や栄養不足は女性ホルモンの分泌を妨げる原因と成ります。急なダイエットによって生理が止まってしまう方も居ますが、それも女性ホルモンの影響です。又、ストレスや睡眠不足もホルモンバランスの大敵です。なかなか難しいかもしれませんが、ゆっくりとリラックスする時間や充分な睡眠時間を確保する事も大切です。体の冷えも血行不良や卵巣への悪影響をもたらします。

バストマッサージ(アロマトリートメント)する事で胸の形を整える事が出来て、さらにハリ、弾力、ボリューム感のある美しいバストへと導く事が出来ます。バスト周りをマッサージする事により血液やリンパの流れが良く成ると女性ホルモンの分泌が活性化されます。